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岡山市長選挙への出馬表明について

更新日:6月23日

記者会見前の様子
記者会見前の様子

【概要】

 〇 日時 令和7年6月18日(水)午前10時

 〇 場所 岡山市役所記者クラブ


【配布資料】


【表明要旨】

 この度、神﨑政人は本年10月の岡山市長選挙に出馬することを正式に表明します。


 まずは、自己紹介をさせていただきます。

 私は、昭和63年生まれの37歳で、出身は岡山市南区大福です。

 福田小学校・福田中学校を卒業し、津山高専に進学、ロボコン等に励んだ後、九州工業大学に編入学し、社会のために働く仕事がしたいと大学卒業後、平成22年4月に岡山県警察官を拝命し、今年の3月末までの15年間、警察官として地域の安全を守ってきました。

私の強みは3点あります。

 1つ目がしがらみゼロ。

 私は政党に所属しておらず、特定の支援団体もありません。

 公正中立に市民本位の政策を推進します。

 2つ目が現場力です。

 警察官として現場に寄り添った活動をしてきました。何事も現場視点で進めていきます。

 3つ目がデジタル改革力です。

 県警の最後の4年間は、情報システム部門で勤務をしてきました。デジタルトランスフォーメーション、DXなら任せて下さい。


 次に政治家を志した経緯について説明します。

 警察官として勤務する中で、高齢者の孤独死や若者の自殺、少年非行や犯罪者との対峙等、いわゆる社会の闇の部分を見てきました。

 特に山間地域では、空き家が広がり、田畑が自然に返り、そんな中でまた独居高齢者が孤独死し、これまで歴史を築いてきた集落が死んでいくような感覚を覚えました。

 こうした惨状を見て、これがかつて戦果に散った若者が守りたかった未来だったのだろうかと日本の将来に強い危機感を感じました。

 勤務の傍ら、こうした問題の解決策はないのだろうかと調べ、考え続けたところ、私なりの解決策を見出すに至りました。

 それを心に留めたまま警察官を続けるのか、自ら行動し、社会課題の解決に挑戦してみるのか、葛藤の末、志を遂げるため、政治の世界に飛び込むことを決意した次第です。


 では、政策についてご説明します。

 私の政策目的は、「持続可能な岡山市の実現」です。

 現在の岡山市は少子化が進み、10年間で出生数が約2000人、率にして30%減少しているほか、高齢化も進み、高齢化率が40%を超える地域が160を超えており、中には高齢化率が85%を超える地域もあり、存続が危機的状況となっています。

 こうした状況は、木が枯れるときに葉っぱから落ちていくように、日本という大きな木が枯れていく危機的な状況だと考えています。

 こうした少子高齢化は、岡山市に限った話ではなく、全国の自治体で同様の問題が発生しています。

 そうした中で、行政はいわゆる自治体間競争で、人や企業を奪い合うような解決策を進めています。

 そうした解決策では、最終的には奪うところがなくなり、自身も消滅する未来しかありません。

 私たちには、次世代が暮らし続けられる地域社会を残していく責任があります。

 そこで、持続可能な岡山市の実現を政策目的に掲げています。


 その政策目的を実現するために、どのような戦略を立てるのか。

 私は行政システムの中核を変える2つの政策を提案します。

 それは、幸せ指標の構築、そしてデジタルデモクラシーの実現です。


 まず幸せ指標について説明します。

 幸せ指標とは、総生産を評価指数とした現状からのパラダイムシフトです。

 経済発展だけでなく、社会を支える経済外の活動や私たちを取り巻く環境を評価指数に取り込み、社会全体の幸せ向上を目指していきます。

 この幸せ指標の向上を政策目標とし、毎月集計して、各種施策にフィードバックしていきます。


 もう1つは、デジタルデモクラシーの実現です。

 市民のための政治を目指すため、民主主義をデジタル化し、市民の意見・要望や市の現状が分かるデジタルプラットフォームを構築します。

 市民は、デジタルプラットフォーム上で意見を投稿したり、他の意見に賛同することができ、一定の賛同数を得れば、行政が対応する仕組みです。

 これにより、市民本位の施策を推進してきます。


 これら2つの戦略は、どのようにという、プロセス部分の政策です。

 この仕組みを取り入れることで、行政の行う各種施策について、施策の実施が目的化することを防ぎ、市民の需要に沿った行政活動を推進することができると考えています。

 いわば、行政活動の土台を変える政策です。


 次にその土台の上での具体的な政策について説明します。

 政策は、地域内経済循環対策、社会的再生産対策、そして環境対策の3本柱です。


 まず一つ目の柱、地域内経済循環対策について説明します。

 地域内経済循環対策とは、地域内の経済循環を高めることであり、地域外からの所得の流入を増やし、地域外への所得の流出を防ぐのが基本戦略です。

 つまり、地域外から所得を得る産業をますます強くし、逆に地域外へ所得が流出する産業を改善していきます。


 まず強みを高める政策として、次世代光通信インフラの整備を行います。

 これはNTTの提唱するIOWN構想のAPN(All-Photonics Network)技術になりますが、大容量・低遅延の通信が可能となり、データセンターの誘致や遠隔医療、新たなエンターテイメント等、全ての産業の付加価値向上を図ることができます。


 次に弱みを改善する政策として、漢方薬の原料となる薬用植物栽培による農業と山間地域の復興を目指します。

 漢方薬の原料となる生薬の国内自給率は10%以下であり、ほとんどが輸入に頼った状況です。近年、漢方薬の需要が高まる一方で、原材料の価格高騰により、国内自給のニーズが高まっています。

 そうした背景に加え、岡山市では大学等の研究施設や大病院も多く、川上から川下までの巨大医療産業クラスターを形成できるポテンシャルを有しており、山間地域の復興と医療産業の発展が見込めると考えています。


 次に2つ目の柱、社会的再生産対策について説明します。

社会的再生産対策として、税制改革と複合型福祉施設の整備を行います。


 まず税制改革について説明します。

 これは若者及び子育て世帯の住民税減免と従業員を大切にせず搾取するブラック企業への法人住民税超過課税です。

 若者及び子育て世帯の住民税減免は、一定の年収以下の世帯に対して行い、経済的理由により結婚・出産を諦めたりすることなく、また子供の教育格差をなくしていきます。

 法人住民税については、社会的再生産を低下させる従業員を搾取する企業に対して、法人住民税を超過課税し、社会全体で社会的再生産対策に取組んでいきます。


 次に複合型福祉施設の整備について説明します。

 現在、岡山市政が進めているアリーナ建設については白紙撤回します。

 代替案として、複合型福祉施設を整備し、高齢者の医療・介護・リハビリテーション・訪問介護等の拠点とします。

 この施設整備により、所得が少ない高齢者の施設入所待ちを減らし、孤独死ゼロを目指し、誰もが安心して人生を全うできる社会を実現します。


 政策の3つ目の柱、環境対策について説明します。

 環境対策としては、ごみ発電所の整備と電動アシスト自転車の購入助成を行います。


 発電効率の良い最新式のごみ発電所を整備し、ごみをエネルギーとして利用することで、環境負荷を低減します。

 さらに、医療・介護での医療性廃棄物について、処理費用を雇用者還元することを条件に無料回収し、エッセンシャルワーカーの待遇改善を図り、社会的再生産対策も講じていきます。


 またもう一つの環境対策として、過度な車依存から脱却するため、自転車利用を促進します。

 こども園等への通園で自転車が必要になる子育て世帯や運転免許証を返納し、自動車を運転できなくなった高齢者を対象とした電動アシスト自転車購入助成を行い、環境対策と社会的再生産対策を講じます。


 最後に周辺自治体との連携について説明します。

 私には自治体間競争により岡山市だけが発展すれば良いという考えはありません。

 岡山県や周囲の自治体と連携を高め、共に次世代に残せる持続可能な地域社会の実現に向けて、取り組んでいきたいと考えています。


 以上で出馬表明を終わります。


※YouTubeに出馬表明の様子をノーカットで公開しました。ぜひご覧ください。(6/19) https://www.youtube.com/watch?v=QKqBNeTekoo



 
 
 
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